『花遊庭』へのお誘い

🌟「本当にそのとおりなんです、どうして解るんですか…?」

東京のある硬めのワークショップでお会いしたKさんは、そう言って声を震わせました。
学校の先生をされているKさんは色白で、頭の回転が早い、笑顔の美しい女性です。
40才を目前にしてようやく結婚をしたいと思えるまでにはなってきたものの、どのようにすればパートナーに巡り合えるのか、そもそも運命の出逢いがあるのかどうかすら皆目検討がついていない状況で、どんな努力をどの方向に向ければいいのかすらわからないという途方の暮れようでした。

Kさんをみていると、江戸時代、華やかな場所で身体を売って生活をしていた女性の泣き叫ぶ姿が重なって見えていました。

私達のこの人間体験というものは、永遠不変の完全なる魂が、進化し続ける肉体と重なって起こる、ある種の深淵な奇跡です。

この「現実」と言われる合意された世界で、自分は一体どんな体験がしたいのか、また自分をどんな人間だと感じたいのか。本当はだいたいの線を決めて生まれてきています。

私たちは350~600回とも言われる転生のなかで、「自分」というものを知るために、あれもこれもと何でも欲張りに詰め込んだ人生プランを抱えて、だけど毎回さっぱりきれいにすべてを忘れてこの地球に生まれてきます。

一体どれくらいの欲張りプランなのかというとですね。
例えば、いま自分が自分だと思っている人生を完璧に楽しむことができれば、もうそれだけで『人間体験をおしまいにしてもいい』くらいの盛り込み方であり、つめ込みようなのです。

しかし、故あって今の人生をこじらせかけてしまったとき。
また、他の転生でどうしてもうまくやれないことが残ってしまったとき。
そのことにとらわれ、他の転生での影響が今の人生に入り込んできてしまうことが起こります。

極論をいえば、私は『今の人生を精一杯体験することができれば、他のタイムラインは関係ない』と考えています。
その上で、「聞き流してほしいんだけど。」と前置きをしてKさんにあることをお伝えしました。


🌟「そうです、好きな人としてるはずなのに、屈辱的で辛くて悔しくて…。なぜどの人としてもそんな気持ちになってしまうのか、今、やっとわかった感覚があります…。どうしようもなく納得しています…。」

それは、寒村から家族のために遊郭に売られ、男たちに抱かれる毎日を送りながらも、時たま金をせびりに来る間夫を心の拠り所に、女同士の熾烈な争いの中で生きたという辛い人生を体験していた事がある、ということ。

今回Kさんは、本音を一切語らないお母様と、男の子を望んでいた封建的なお父様の間に生まれました。
家庭という狭い世界で愛され生き延びて行くために、彼女は無意識のうちにそのずば抜けた直感力を、遊女時代に鍛えた『先回りで相手の手の内を読む』という手練手管の技に置き換え、駆使し、周りをコントロールしながら生きてきました。

遊女のときは、間夫がどうしようもないろくでなしであることも知っていました。でも、そんなことはどうでもよかったのです。
辛い毎日のなかで、自分と同じく相手の心のうちを読んで、時たま同じことを返してくれる相手がいるということ。
そしておそらく自分の内側を解ってくれているだろう相手がこの世の中にはいてくれて、その相手に自分に残された唯一の美しいものをささげる事ができているということ…。
そのことだけが、元来誇り高かった彼女のただひとつの心の支えでありました。

相手の心を読んでは先回りし、与え、真心を捧げるという行為は、あの人生では自分の中で最も大切なことであり最上級の愛し方でした。
しかし、小さい頃に抱えた心の傷によって、それは今を生きるKさんの人生にも影響を及ぼし、自分の母親や自分の眼鏡にかなった相手だけに行う、Kさんにとってとても神聖で特別な行為そのものとして作用しつづけました。それは、自分の心が軋んで悲鳴をあげてしまうほどに…。


🌟「わかります、今なら。
子供だったときの自分の気持ちも、あのときの親の気持ちも。これから自分がどんな愛を感じて生きていきたいのか。愛し合いたいパートナーがどんなひとなのかも…。」

私は、もしかしたら最初からすべてをちゃんと知っていたかもしれないんですね…。
たくさんの子供さんに囲まれ、色んな形の色んな愛があるということを、イヤでも毎日確かめられる環境に身をおいたことを振り返りながら、Kさんはひとりで深く頷かれました。


🌟「ほんとに不思議、転生とか全く信じてなかったのに。凄い、こんな力って本当にあるんですね。。」

自分が今世で大切にしていかなければならないことを受け入れ、納得したという彼女の笑顔は、なんだかとても安心しきった子供のように、優しくて穏やかで。
本当の答えや安らぎは、いつでも自分の中にしかないのだということを改めて感じさせられました。


ひとの人生とは無力でちっぽけなものに感じるときもありますが、実は途方もなく深く、壮大なスケールを持つものです。

それぞれがたくさんの転生や肉体の記憶を持ち、幼い頃の生き方や心の傷から他のタイムラインへの影響も受けつつ、
それぞれの愛を表現することによって影響を与え合い、さらに深く自分を知ってゆくというシステムの中に人間は生きています。

古来、日本人は「何かをするために定めた場所」を庭と呼びました。

この高度に精密で絶妙な、途方もない一度きりのあなたという体験を味わい尽くし、『あなた』という美しいたったひとつの花を咲かせるためだけに意図された庭。
それがいまこの瞬間も、あなたの目の前に広がる「現実」の世界であり、私がコンセプトとして大切にしている『花遊庭(はなゆにわ)』という言葉の由来です。

『あなた』が自分の花を咲かそうと選んできたこの庭を、心から眩しく愛しいと思えるように。
私は庭先案内人として、あなたと共に心の内側を巡り、時に丹精こめたお手入れのお手伝いをさせて頂けたらいいなと考えているのです。

私はあなたのそばで、
あなたが選んできた代えのきかない人生を、
あなたとして生ききって良いのだとお伝えするためだけに、
ずっと学んできたのだと思います。

この世にたったひとつの花を咲かせてください。
『花遊庭(はなゆにわ)』にて、いつでもお待ち致しております。


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Commented by 龍ちゃん at 2018-11-08 02:03 x
56歳男性で、東京都内でタクシードライバーをしています。スピリチュアルは物心ついた頃から空気のように当たり前と思っていました。しかし、第6感以上の感覚は常人よりも少しあるかも程度です。UFO宇宙人心霊等は学研ムー以前の月刊誌「UFOと宇宙」1982年頃廃刊の愛読者でした。1978年(高2の頃)秋山眞人氏と出会って、スピリチュアルの奥底で現実逃避的人生でした。しかし、結婚し子育ての中で、厭世観や自らを裏切るようなカルマを感じ、今年24才の長女にも同じ遺伝的要素を感じていますが、少しづつこの三次元社会にも慣れて人間が丸くなってきました。

同じタクシードライバーとして、交流できたら幸甚です。

ブログを書いています。

ソーラー・フラッシュ後の混乱期を描写した文章か?!
http://blog.hatena.ne.jp/manbows44/manbows44.hateblo.jp/edit?entry=10257846132663528427


またどこかでお会いできたら幸栄です。

by satoko4000 | 2018-11-01 19:52 | お知らせ! | Comments(1)

タクシードライバーでスピリチュアルカウンセラーでフリーアナウンサーを目指す四十路のとわずがたり。


by satoko4000