飼い猫の掟

昨日は気温が高かったので、
雪解け恒例、『春の猫洗い』を行いました。
ヤマザキ春のパンまつりみたいでしょ、なんとなく。

うちの奴らは表を嗜む子達ですので、
野山や田んぼを駆け巡ってみたり、
野鳥やネズミをついばんでみたり、
同じ部落に別宅があったり、
よその子と喧嘩したりと忙しく、
毎晩一緒に寝てるわりに、毛皮が綺麗かってきかれるとちょっと返事に困る感じ。

考え出すと頭の中でB'zの『衝動』が流れはじめ、毎日洗いたい思いに激しく心を焼かれてしまうわけなのですが、そのペースで奴らの毛皮に心血注ぐ×四匹ということは、膨大な時間はおろか訪問入浴介護を経験した私の柳腰でもおそらく半月と保たないことでしょう。

とゆーわけで。
だ~いぶ我慢して、虫よけと清潔保持のため、
毎年この時期と秋に一回、シャンプーの刑に処すことにしています。これはもう決まりというか、我が家で暮らす猫の掟です。

ええ、良く知っています。
奴らに『飼われている自覚などありはしない』ということなど。
こちとらおまえ等を飼い始めた小学生のころから合点承知の助。

風呂場に閉じ込められた上に、
いきなりお湯をかけられたり全身を激しく揉まれたり、びっくりして腰を抜かすような惨めな姿を下僕の前で晒さなければならないなんて、王様のようなプライドを持つ奴らにとってはこの上ない屈辱なんでしょうとも。

そんなの知るかいな!

こちとら40過ぎて毎回裸の大将みたいな三助スタイルで4回もスタンバってるんだよ、べつにおにぎり大好きなわけじゃねぇ。

そんなわけでこの子がトップバッター、
はなたんが一番凶暴。

まぁ~、暴れん坊将軍です。
今までは最後にやってたんですけど、最初にやっちまうのもいいですね。
ちょっと流血しちゃったけれど(俺様がな。)、無酸素どころかパンツ一丁でアイガー北壁を制した登山家のような気持ちを味わうことが出来ました。

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2人目はおかまのかっくん。
この写真はうすら汚れていますが、この子の白い毛は本当に真白いです。

鼻が白いときは眠いとき、
ピンク色の時はビーストモード発動中。うかつに撫でると本気噛み+後ろ足キックを食らいます。喧嘩にはめっぽう弱いぽっちゃり系。

まぁ~甘えん坊で、あまあまの時には胸元までジャンプして抱っこされるという特技を持っている8キロです。
毛が細かすぎるのでしょうか。
普通に触るとかゆかゆになるときがあり、娘はこの子を抱っこ出来ません。

かっくんは別の意味で怖くて、
洗っていると錯乱してくるらしく、ゴロゴロしながら泡だらけでこちらに向かって抱きついてくるのです。
「おかあさん、今僕のカラダにいったい何が起こっているのでしょうか?、おかあさん…。」
って、やめて!、ほんとにやめて!

洗いながら思うわけです。
猫はいいよなぁ、特にうちの猫なんて本当に幸せだと思うものって。
起きて食って寝て食って外出て遊んで帰ってきて食って寝て飼い主帰ってきて起きて食って寝て外出て帰ってきて食って寝る毎日。
なんて日々だ(笑)。

ノウイングスクールのゲリーさんが言うには、
動物には肉体側の意識しかなく魂はないということなのですが、私は「ある」と感じていたい派なのです。

かっくんは、私が歴代猫一番愛している「雷蔵」とおんなじ匂いがしますし、誰に習わなくても雷蔵とおなじ胸までジャンプ抱っこもできる。
「生まれかわり」なんじゃないかと思ったりしたいんですが、
魂がないといわれると、飼い主としてはとても複雑な気持ちになるのです。

だって、どこんちの子もそれぞれ個性がきちんとあって、ちゃんとお話しすることも出来ますしね。

うちの裏山には、ご先祖さまが使っていたものか、小さな祠に「イズナ(イタチに似た使い魔)」が眠っていたりするのですが、
彼らは意識としてずっと、使っていてくれたご主人を愛し、また呼んで貰える日を待ちながら、朽ちて逝ける日をゆっくりと待っています。

人間で言えば永遠とも思えるような長い時間。
ここで、あのひとが呼んでくれるのを待つ、ただ、それだけ。

「今しかない」彼らにとっては、永遠不滅の魂という概念もいらないのかもしれません。

とすると、
動物がもつ一途過ぎる愛を肉体側の意識だというのなら、
私がまだ肉体側の意識を掴みきれていないのかもしれないよなぁと思う、雨の夕方なのでした。


あと2匹、晴れて暖かい日を待ちます。

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by satoko4000 | 2018-04-04 14:28 | 日常 | Comments(0)

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